美味しい珈琲を淹れるために

 ここ半年ほど様々なコーヒーメーカーを試した。その結果分かったことはコーヒーを淹れる器具が最重要ではなくお湯を注ぐポットの選択が重要ということ。これは予想できないことであった。

 昨日アマゾンから買ったポットで淹れると明らかに味が美味しくなった。お湯が細く垂直に出てくることがとにかく大切。

 今一つコーヒーが美味しくないと思っている方はポットを見直してみましょう。

 

 

書評 その2 (『政治の世界 他十編』丸山眞男著 岩波文庫)

 本の題名がよくない。そして帯に書かれている引用も陳腐。これでは買う人は多くないだろう。この二点で大きな失敗をしている。

 けれど内容は非常に優れている。やはり偉大な思想家の文章というのは素晴らしい。

 50年以上前に書かれた文章とは思えないほど現代でも通用する。読者が右の人であっても左であっても参考になるところ、教えられることがあるはず。

 丸山眞男は後半生沈黙してしまった。本書に収められた文章は沈黙以前のもの。後に丸山が夜店とよぶ範疇に属するもの。沈黙の理由は素人には窺い知ることは出来ないけれどやはり60年安保で考えることがいろいろあったのではないかと推測する。

 

小保方さんと笹井さん

 こんなつまらないブログを書くだけの暇とエネルギーがあれば自分の関心のある本を読むべきなのだろうけれど。
 小保方さんの会見は見なかった。笹井氏の会見はテレビで見た。
 
 私の聞き違いでなければNatureへの論文は1度rejectされていたのだ。それで小保方さんがお偉い方である笹井氏に修正を頼み込んだのであろう。それでacceptされたということなのであろう。

 笹井氏が会見で第四段階しか関与していない、というのは本当であろう。1度はrejectされた論文のどこをどう修正してacceptされるようになったのか、そういうことは一切報道されない。

 笹井氏に頼み込んだ(のであろう)ので小保方さんが、「(笹井氏について)申し訳なさ過ぎる」という言葉が出てくるのも至極当然のことなのだろう。

 報道されないことは全く報道されない。Natureのレフェリーの考えがどうして変わったのか、笹井氏はどう修正したのか。こういう疑問には誰も答えてくれない。

 余談だがレフェリーを広辞苑で引いても大辞林で引いても理系の世界では日常的に使われている意味の(論文などの)審査員、という意味は載せていない。