2017-01-01から1年間の記事一覧

ジョン・ウィリアムズ 『ストーナー』

ある意味、変わった小説だといえなくもない。小説の粗筋は簡単で、一人の大学の教師(ストーナー)の一生が淡々と叙述されるというもの。事件らしい事件はこの小説の丁度中間に起きる大学での失脚事件(失脚という言葉は必ずしも適切ではないだろうけど失脚…

国谷裕子著、『キャスターという仕事』(岩波新書)

図書館で借りてパラパラめくっただけ。やっぱり読む気にならなかった。国谷さんはもちろん長年頑張られたのであろう。 けど多くの人にインタビューをしてきたのだから全く違った内容の本も書けたのではなかろうか。キャスターという仕事がどういうものである…

もう一度クレジットカードについて。

クレカなんかには特に興味はない、という方(こういう方が結局は1番お得だと思う)は銀行系のを1枚か2枚持てばいいと思う。三井住友とかMUFGとか。 特に興味はないけど多少はお得になりたい、こういう方には迷ってしまう。楽天カードが人気らしいけど。私は…

冬の物語 イサク・ディネセン著  横山貞子訳 新潮社

一言で書ける。「この短編集はお勧めです。」 本当に久しぶりにいい本に出合った、という気がする。取り立てて華々しい事件が生じる、というわけではないけれど心がしんみりすると思う。訳者の力量ということになるのかも。 この訳書は英語版からの訳とのこ…