国谷裕子著、『キャスターという仕事』(岩波新書)

 図書館で借りてパラパラめくっただけ。やっぱり読む気にならなかった。国谷さんはもちろん長年頑張られたのであろう。
 けど多くの人にインタビューをしてきたのだから全く違った内容の本も書けたのではなかろうか。キャスターという仕事がどういうものであるかが分かったところで、、、。

もう一度クレジットカードについて。

 

 クレカなんかには特に興味はない、という方(こういう方が結局は1番お得だと思う)は銀行系のを1枚か2枚持てばいいと思う。三井住友とかMUFGとか。

 特に興味はないけど多少はお得になりたい、こういう方には迷ってしまう。楽天カードが人気らしいけど。私は持っているけど使っていない。紙の明細の発行に手数料を取られるから。

 私自身はここ2年ほどはJCB三菱東京UFJ銀行のクレカを使うことが最も多い。ただ後者のカードのセキュリティのチェックが厳しすぎるのかな、と思った経験がある。海外のある会社でこのカードを使おうとしたとき、相手からはじかれた、というメールを受け取ったことが1度ある。もちろん私が番号の入力の際、ミスをしたという可能性はあるのだが。

 アメックスのゴールドも持っているけど何がいいのか分からない。アメックスには熱烈な支持者がいるようだけど。

 年会費無料のセゾンカードはお勧めしない。クレディセゾンに電話をしたときに出てくれるオペレーターの方がよくないと思う。明白な間違いを言われたことが一度ある。

 コンシェルジュが利用できるカードでは(そんなに頻繁に利用したわけではないけれど)今のところダイナースを利用する。じゃらんでも楽天トラベルでも空室がなかったので物は試しとダイナースにお願いしたら予約できた、そんな経験が1度ある。料金はいつものじゃらんと同じであった。
 三井住友のコンシェルジュは親切とは思えない。

 海外に、時には、あるいは頻繁に行く方には何がお勧めか、私自身分かっていない。海外旅行の際、クレジットカードを使うのがあまり好まない、という私個人の好みの問題。盗難に合わないという絶対的な自信があれば保険と日本円を持っていくのが結局は得なのではないかと。クレカは何がいいのか。トラベラーズチェックが無くなってから海外に出たことがないので何とも言えない。

 レートの換算の手数料については未だに不明。もちろん事務手数料として~%加算される、と説明書きには書いてあるけれど、そもそもVISA、Master、その他がどういう換算の仕方をしているのか、きちんとした説明に出会ったことがない。ネットでは毎日の換算レートの数値そのものは公開されているらしい。
 手っ取り早く調べるには空港のカフェなんかで同じ金額のコーヒーなんかを立て続けに調べたいカードで利用してみるという方法があるけど私は実行したことがない。
 その上、日本で消費税が5%から8%になったとき、この事務手数料を変えた月がカード会社によってまちまちだったのである。どうしてこうなるのかいまだに不明。

 あやふやな話ばかりになった。クレカの話はどうしてもあやふやになるのよね。コメント大歓迎。

 

 

冬の物語 イサク・ディネセン著  横山貞子訳 新潮社

 一言で書ける。「この短編集はお勧めです。」
 本当に久しぶりにいい本に出合った、という気がする。取り立てて華々しい事件が生じる、というわけではないけれど心がしんみりすると思う。訳者の力量ということになるのかも。
 この訳書は英語版からの訳とのこと。ただデンマークの作家なのにどうして英語なのか、この点について横山貞子氏は何も書いていない。作者自ら英語で書いたのか、あるいは誰かが英語に訳したのか。

神谷美恵子さんについて その1

(その1、と書いたけどその2、の予定は今のところない)

 神谷美恵子さんは長島愛生園で何をしていたのだろうか。
 精神科医として働いていたに決まっているではないか、といわれそうだ。
 けれどそもそも愛生園に行く必要があったのだろうか。また癩の人を隔離することについてどう考えていたのだろうか。
 神谷美恵子さんが書いたものが全て活字になってはいないことは自明である。全て活字になるのはおそろしいほど先のことになるのだろう。
 鶴見俊輔が岩波のPR誌「図書」で、「神谷美恵子は聖女である」と書いていたけれど私はこういう見方には賛成しない。人間においしい話などあるはずがない。美恵子さんといえども人間である。
 若い頃、美恵子さんの著書に魅かれて繰り返し読んだものである。そんな私でさえ歳を取るにつれて疑問に思うことが出てきた。

柄谷行人『憲法の無意識』(岩波新書)

 最後まで読んだわけではない。内容は憲法9条がなくなってしまわないことの理由を探ったもの。こういう説明こそが大切だ、と思う人もいればこんな説明は信用できない、と思う人もいるだろう。右派の人にとっても左派の人にとってもあまりおもしろくない説明かもしれない。特に護憲で頑張っている左派の政治家にとっては許せないかもしれない。
 著者の説明が的を得ているかどうかはそう遠くない将来、結論が出るのかもしれない。
 著者に賛成する、しないにかかわらず読んで損はないと思う。良書かどうかは人によるだろうと思う。

精神科の診療時間について

  どなたの参考にもならないかもしれないが取りあえず書いておきたい。
 一般的に考えれば、時間を割いて患者のいうことをよく聞いて、という医者がいい医者だと考えられているのかもしれない。けれど私は面接時間は短めの方がいいだろうという考えになった。もちろん時間を割いて介入しなければならない、そういう場合があることは当然のこと。けれど特別介入の必要がないのであれば、ということである。
 今までに期間の長短はあれ接触のあった精神科医は7人か8人(数える気にはならない)。そしてお別れしてから(別の医者になり)あのお医者さん、いいお医者さんだったんだ、と思うようになった医者が二人。二人とも面接時間は短めであった。
 患者の立場になれば、苦しい、辛い、話しを聞いてもらいたい、効果のある薬を出して欲しい、こう思うのは当たり前のことである。けれどそういう患者の訴えに対して、はいそうですか、それでは薬を変えてみましょう、とか薬の分量を増やしましょう、と簡単に応じる医者は考えものかもしれない。

 これでは参考にならないか。

片手の郵便配達人

 登場人物がやたらと多い(人名が多数出てくる)ということを別にすれば読みやすい訳だと思う。複雑な小説ではない。戦争文学、ということになるのだろうか。けれど戦場が描かれているわけではない。淡々と叙述は進む。主人公のヨハンは心の優しい青年だということがよく分かる。結末が何とも言いようがない。